塚本 利佳 つかもと りか TSUKAMOTO Rika
NEBUCOを見る1985年、中泊町生まれ。
2011年青森市にオープンした「ねぶたの家ワ・ラッセ」で、のちに師匠となる第6代ねぶた名人の作品に感動し、ねぶた師の道に進むことを決意し、弟子入り。
2023年、「青森山田学園」の大型ねぶたで、2人目の女性ねぶた師としてデビュー。
「波」について調べていた時に、波の満ち引き、満潮、干潮というのは月の引力によってひき起こるものだということに行き当たった。その引力に引っ張られる波は、穏やかな時もあれば荒い時もあり、自然ならではのさまざまな表情を見せる。その神秘的な波の様子が伝わるような表現ができればと思っている。また、色はあまり付けない予定で、ちょっと波しぶきくらいで想定している。波のきれいな、優雅な感じが出せればなと思う。
「神は細部(ディテール)に宿る」というところから、今回のNEBUCOも発想を得ていると思うが、それは私のモットーとも重なる部分がある。細部にこだわりながら大胆な表現もできる「ねぶた」を見ていただきたい。
大賛成ですし、素敵な試みだなと思う。
介護施設ではリハビリを担当していて、その中で利用者さんが笑顔になっていくことに喜び見出した経験から「今度は自分が作るねぶたで、みんなを笑顔にしたい」との思いで制作に挑んでいる。