竹浪 比呂央 第7代ねぶた名人 たけなみ ひろお TAKENAMI Hiroo
NEBUCOを見る1959年、青森県西津軽郡木造町(現つがる市)生まれ。
1989年より大型ねぶたを制作。東京ドームをはじめブダペスト、ロサンゼルスなど国内外で出陣ねぶたを制作。
2023年、第7代ねぶた名人となる。
現在は、青森菱友会JRねぶた実行プロジェクトの大型ねぶたを制作している。
竹浪比呂央ねぶた研究所主宰し、青森ねぶたの創作と研究を主としながら、「紙と灯りの造形」 としてのねぶたの新たな可能性を追求し続けている。
公式サイト: http://takenami-nebuken.com/
祭での大型ねぶたでもよく取り上げられる素材。でも、このNEBUCOは全く異なるクリエ イティブな作品として制作している。
また、 一般的に波の制作に用いられる青色は使わないつもり。にやり。
ねぶた制作では「色」にこだわっている。遠くから見てわっとするようなイメージ。最終的にどのように色をどのように見せたいかによって、骨組も考えている。また、赤色を見せたいと思ったら、補色の緑色をその近くにもってきたりとかもしている。色をどのように見せたいかを逆算して原画も描いている
このような他のクリエーターとのコラボレーションは必要だ。多くの人と関わることで、文学や社会学、また多くの情報や知識を得ることができるし、そこで制作者としての作家性や作品性も高まってくると思う。
今回のNEBUCOは、夏の祭で制作する伝統的なものとは一線を画す、紙の造形を制作する作家性を重んじるような手法で、とてもありがたく思う。
ねぶたは、紙と灯りと造形の三位一体で芸術性をもった作品として、県外や海外での評価はとても大きい。ねぶた独自の技術と感性を活かした多彩な制作をしていきたい。