北村 麻子 きたむら あさこ KITAMURA Asako
NEBUCOを見る1982年青森市生まれ。ねぶた師史上初の女性ねぶた師。
2007年、⽗である第6代ねぶた名⼈北村隆⽒の制作した大型ねぶた「聖人聖徳太子」に感銘を受け、ねぶた師を志す。
2012年、青森市民ねぶた実行委員会から依頼されデビュー。現在も同団体ねぶたを製作。
今回は、⽗である第6代ねぶた名⼈北村隆⽒から教わった「波」ではなくて、自分なりの「波」、アート的な「波」にしたいと考えた。
着色についても大型ねぶたでは使ったことのないブルー系をこの「波」では使おうと思っている。
作品(題材)によって、人形部を引き立たせたり、逆に細部を引き立たせたりしている。細部(波や花など)を墨で描きすぎると汚くなる。リズム感がでなくならないよう、人形部と細部の表現には強弱をつける。
ネットなどを通じて発信することで、これまでねぶたに興味がなかった世代や女性などにも魅力を感じてもらえるので、このような企画はとても良い取り組みだと思う。
「色は乾くと濃い色になるので」とお話しながら、ドライヤーを使って、着色した紙を乾かし、色味を繊細に確認しているところに感銘をうけました。