林 広海 はやし ひろみ HAYASHI Hiromi
NEBUCOを見る「波」というテーマは漠然としていて、普通に波を作っても面白くない!
川の波をつくり、鯉の滝登りという出世するイメージをあわせた。鯉は、色つけ、色なし、針金のみという3種類を制作し、波に配置する。祭のねぶたではカラフルにするが、この波はあえて暗めの色付けにしてみようと思う。こういう機会だからこそ、やってみることができる表現。良い機会だと思う。
祭のねぶたでは、人形部などの本体は墨を引いて輪郭などを表現するが、今回は墨を使わないので、実は難しい。
祭のねぶたは原点で軸足はそこに置くが、デザイナーや若い人とともにドンドン県外などへ発信していきたいと思っている。
先日、ねぶたの技法を使った仕事を県外のデザイナーと組んで行なった仕事で、一部、紙を紙を貼らない形のワイヤーアート作品を制作した。デザイナーの面白い視点で、今後のねぶた制作の参考になることが多かった!